わたしを支えてくれる人

おととしの春に、第一子である男の子を出産しました。帝王切開だったのですが、普通分娩と変わらないほどの短い入院期間で退院することができました。病院はあまり好きではないのでできるだけ早く帰りたいと思っていたので、短い入院期間ですんでとても嬉しく思っていました。しかし、家に帰宅してからは、満足に睡眠をとることができず、ひと月の間、頭痛に悩まされました。もともと偏頭痛を持っていたのですが、しばらくの間は治っていました。それが、また出てきてしまったのです。私は、ちょこちょこ寝て身体が元気に回復するタイプではないらしく、三時間か二時間、短いときでは一時間ほどで泣きだす子供に授乳をしていました。元気なお母さんならそれでも、昼間は昼寝もせずに子育てをしているようで、普通の人と生活リズムが同じです。私の場合は、夜はそんな感じでぐっすりと眠ることができていないので、昼間も、起きていることができませんでした。そのため、洗濯物とご飯を作ること以外の時は、子供が眠るのと同じように、ずっと寝ていました。看護師をしている姉が休みの日には様子を見に来てくれたのですが、不思議と誰かがいてくれると頭痛も治まりました。この、つらかった頭痛もあることがきっかけで完全に治りました。それは、主人が仕事が休みの日に、洗濯物をしてくれて寝といていいよ、と言ってくれたことでした。それだけのことで、それ以来頭痛は出ていません。精神的な部分の支えってとても大切なのだと、このときに感じました。